はにまるですです

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年収5%アップの転職内定を断る理由を考えてみる。

先日最終面接を受けた会社から採用通知をいただきました。

年収はいまより5%アップで、仕事内容もこれまでの自分のキャリアを活かせるであろうものを提案してもらいました。

でもこの内定は断ろうと思っていて、その理由をしっかりと残しておきたくてこの記事を書きます。

自分がこの業界に入ったのはアルバイトも含めると1997年からなのでもうすぐ20年。その間に転職した回数はフリーランスも含めると9回で、次に転職すると記念すべき二桁目。既に履歴書の職歴欄は足りません。

平均すると1つの会社に2年ずついたことになりますが、実際は半年や1年未満で退職している会社もあるので最長3年3ヶ月です。

会社に属して仕事をしていると当然その会社の得意分野の仕事が多くなり、しかもそれがあまり予算規模の大きくない仕事ばかりだと新しい技術を身に付ける機会もほとんど無く、個人的に身に付けても披露する場所もないと言う悪循環に陥ってしまい、「自分はこのままで大丈夫か?」という不安感に襲われ、そこから転職に至っていました。

また、会社で昇給を目指すより転職するほうが給料が上がりやすかったというのもあります。

じゃあ次も転職すれば良いのでは?と思って転職活動をしつつ、今までのことを改めて振り返ってみると、一つの問題点が浮かび上がりました。それは組織というもの苦手だということです。

自分が普段から普通に話している相手が、別の相手には仕事ができないからといって酷く冷たい態度を取ったり、相手のいないところでは別の同僚と悪口を言う、というような光景を見ると、「会社ならどこにでもあるよね」とは思うものの、やはり気持ち良いものでもなく、自分のいないところでは的にされてるんだろうな、と考えてしまったり。

他にも派閥や社内政治に巻き込まれたりと、仕事に関係の無いしがらみに囚われることが馬鹿らしいので、そういった環境からは距離を起きたいのです。

しかも適職診断などでも企業精神といったものが著しく低く、「会社のために頑張る」ことには興味はありませんし、潰れても「失業保険がすぐ貰えるね」といったぐらいしか思わない程度にドライなので、それも転職回数の多さに結びついていると思います。

そんな会社にとっては有難くない人間なので、もし次に転職してもまた数年で飽きてしまって転職してしまうのではないか、と思い、二の足を踏んでいます。

「それぐらい我慢せんかい」

と言われれば返す言葉もありませんが、40年生きてきてそれができない面倒な性格ができあがってしまったようです。だってつまらない人間関係や上下関係にエネルギーを使うより、それを仕事に使いたいので。

もっと楽に生きられる性格だったら良かったのにね。