はにまるですです

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賃貸住宅を探す時に特に注意したいチェックポイント

2月も中旬に差し掛かりそろそろ引っ越しシーズンが始まります。

最近は1~2ヶ月くらいのフリーレント期間を設けている物件も増えて既に物件を決めてしまった人も居るかと思いますが、まだこれから、という人も多いはず。異動だといきなり決まるときもありますしね…。

そこでこれまで数回の引っ越しでいろいろと後悔、失敗してきた経験を元に賃貸物件を探すときの自分なりのチェックポイントを紹介したいと思います。

水回り
  1. 蛇口がしっかり取り付けられているか
  2. 排水口がキレイかどうか

レバー式の蛇口は取り付けが適当で緩かったりガタついたりする場合があります。自分でも調整できるものもありますが水回りは危険なのでそういうところはちゃんと調整してもらえるか確認をしましょう。
排水口はハウスクリーニングのときに掃除していないときも多く、以前契約した物件ではお風呂場の排水口が水垢どころか髪の毛がごっそり残っていて大変な目に遭いました…。ここも要チェック!

洗濯機置き場
  1. 今使っている洗濯機が置けるか(予め寸法を測っておいて10センチほど余裕を見る。ドラム式の場合は扉を開けるスペースが確保できているか)

ちょっと古い物件だと洗濯機置場が狭くて特にドラム式洗濯機は置けても扉を開けるスペースが無い、といったことが起きてしまうので要注意です。

網戸
  1. 網戸の劣化状態と枠の取付状態
    1. ベランダ、窓
    2. 浴室、トイレ

経験上、賃貸物件で以前の入居者が退去した後に網戸が張り替えられていることはまずありません。なのでボロッボロの状態になっていることもあるので要チェックです。
あとお風呂場やトイレに窓がある場合、そちらの網戸も簡単に張り替えられるかどうかを確認しておきましょう。酷いと取り付けているネジが錆びて枠を取り外せなくなって、枠を付けたまま網戸を張り替えるという荒業に頼らないといけなくなります。

コンセント・ブレーカー
  1. コンセントの位置
  2. ブレーカーの数

コンセントの位置や数は特にキッチン、リビングで家電の置ける場所に大きく影響するのでしっかりとチェックしておきましょう。延長コードは鬱陶しいです…。
そして意外と盲点なのがブレーカーの数。
古い物件では複数の部屋でブレーカーが一つ、ということが普通にあって、キッチンとお風呂場、洗面所で1つ、リビングと個室で1つ、といったことになっている場合があって、賃貸物件では暖房に灯油ファンヒーターは禁止されていたりガスファンヒーターもガス栓が無くて使えないことも多く、結果的に電気器具に頼らざるを得ないのですが、ここでブレーカーの数が足りないとひどく不便を強いられることになります。
ブレーカーは1つにつき 20A までに制限されているので、例えばリビングと個室で1つにまとめられていてリビングではオイルヒーター、個室ではファンヒーターといった(ちょっと贅沢な)使い方をすると余裕でブレーカーが落ちます。
ここまで贅沢な使い方でなくても、キッチンで電子レンジや電気ケトルを使っているときに洗面所ではお風呂上がりにドライヤーを使って「バチン!」なんてことも有りうるので、ブレーカーはできるだけ各部屋に1つずつぐらい細かく分かれているに越したことはありません。

部屋にエアコンが設置できるか

室外機を置く場所の無い部屋はエアコンが設置できません。ということは冷暖房をどうするかも考える必要があります。ちなみにこういう部屋は日当たりのあまり良くないところが多いので夏はまだしも冬は息が白くなるくらい寒くなる可能性もあります。

バルコニーの構造

広いのも当然ですが排水用の溝がしっかりとあるかどうかもチェックです。これが適当だとベランダ掃除した水が下の階の布団や洗濯物を干していたベランダに流れ落ちてしまった、なんて大惨事が起きます。一度こういった物件に住んだことがあって、その時はベランダ掃除は夏冬問わず雨の日にしていました。

お風呂の換気扇

これも古い物件ではたまにある意味のわからない構造で、お風呂場の照明と換気扇のスイッチが1つにまとまっているものがあります。ということはお風呂に入っている間は換気扇が回っていて、使っていないときは換気扇は止まっています。
使っていないときに換気扇が回っていないのは窓があるならまあ良いのですが問題はお風呂に入っているときに動いている換気扇。夏などのまだ暖かい時期はまだしも冬はめちゃくちゃ寒くなります。これ考えた人ほんと頭おかしいと思う。

以上、7つほど挙げてみましたが設備関係(洗濯機置き場、コンセント・ブレーカー、エアコン設置、バルコニー、お風呂場の換気扇)は後からはどうしようも無いので、これで良いのか、妥協するなら代替手段をどうするのか、はしっかりと考えるようにしましょう。

なんとことをブログに書こうと思っていたら、中古マンション購入者向けのチェックシートなるものを発見。ターゲットは少し違いますが周辺環境の確認など賃貸物件を選ぶ参考になるものもあるので、こういったものも利用してみると良いと思います。
check-list.jp

そして物件が決まったら次は引っ越し業者を選ぶことになります。一括見積もりサイトは Web 上では期待した見積もりを手に入れることはまず不可能で、見積もり依頼ボタンを押した瞬間から業者からの電話攻撃が始まって現地見積もりに話を持っていこうとします。無視していても断りの返事をするまで1週間以上コールしてくるので一括見積もりサイトは使わないほうが得策です。

自分の引っ越し業者の選び方は次のような感じです。

  1. まず大手を含めた3社ほどをピックアップして同じ日で時間をずらして現地見積もりを依頼
  2. この時、印象だけで良いのであらかじめ業者の順位を付けておく
  3. 最初は2位の業者に来てもらって見積もりを貰い、この金額を目安に7~8割程度の金額を目標額に設定してその金額に収められないかを相談。値引きの方法としてはたとえば荷造り用のダンボールを新品ではなく中古品にしてもらう、引っ越しの時間帯を固定しないなどがありますが、値引きが無理そうならその場での回答は保留にして次の業者に来てもらう
  4. 次の業者にも目標額を伝えて、その金額が無理そうならここでも回答は保留にして次の業者に来てもらう
  5. どれも目標額に届かなかった場合は設定に無理があったとして3つの業者の中から一番印象の良かった業者に再度連絡して、できるだけ目標額に近い金額まで値引きの再交渉をする

見積もりでは人件費が異常に安くないかもチェックしておきましょう。人件費が安いということは荷物の出し入れをしてくれる人はそれなりの人、ということになるので事故が増える可能性も高くなります。

すべての条件を満たす物件を見付けるのは時間もお金も労力も掛かりますが、この記事が少しでも快適な生活を得るヒントになれば幸いです。